銀座シャネルビル「ベージュ東京 」へ。
このレストランのオープンに関わった夫は、アランデュカスとシャネルのコラボする「ベージュ東京」に思い入れが強いらしい。何回か訪れているし、アラン・デュカスって言ったって、名ばかりで実際に彼はパリ?誰が作っているんだか・・・と思う私。が、今回はモナコのレストラン「ルイ・キャーンズ アラン・デュカス」から右腕として活躍するシェフが来日、その料理が食べられるという案内状が送られてきた。モナコ? 異なるものがいただけるかも、銀座でモナコがいただける・・・と出掛けた。
エレベーターの
ボタンだってシャネルざんす!
10階、モナコへまいりましょう。
モナコのレストラン「ルイ・キャーンズ」は「オテル・ド・パリ」内にあり世界中の美食家たちに愛されているらしい。フランク・チェルッティ シェフが来日しているんだそう。
「お待ちの間に・・・
<バルバジュアン>」
いきなり驚きの、、、ナプキンが器とは。中に薄皮で揚げた中身が何だったのかよくわからない(忘れちゃった)ものが。
形が貝のようで可愛い、ナプキンも花びらのよう。
表現がマズイけど、揚げワンタンを上品にした小っちゃいのって感じ。手でつまんでお口に。これがシャンパンと合う。
↑「ガンベローネ海老<ア・ラ・プランチャ>
ウイキョウのフォンダン ラディッキオという不思議な食感の野菜と苦味のあるハーブが添えられている。見た目も豪華で大胆な一皿、海老の食材はモナコではよく使われているよう。
「自家製バート<フィーヌ・フイユ>、トリュフで味つけした新野菜」
パスタの上に、刻み海苔?という見かけだった。しかし、黒トリュフの香りが見事な一品。面白い野菜(名前が全然わからない)とパスタ、オレンジ色のズッキーニの花も混ざっていた。フレンチとも違う、地中海の雰囲気がする。
「ストックフィッシュの繊細なラグー、タラのポシェ<ソシッス・ベルジナ>と酸味をきかせたロメインレタス」(メニューを転記、なんだかよくわかりません。。。)
これはかなり塩のきいたタラだった、トマト味のソースで。別皿に置かれたロメインレタスと一緒に口に入れないとちょっときつい。
これが普通のフレンチの感覚でいくとメインになるが、、、そういう流れではなくて一皿ごとが主役という感じに仕立てられていた。ディスイズモナコなの?
さて、いよいよ本番!?ここからデザートに・・・
「レモンと柑橘類フルーツのタルトレット、オレンジのチップス、マンダリンのソルべ」
柑橘系の彩り、チップスの飾り、お皿の上の細い皮の飾り・・・美しかった。
そしてさっぱりと美味しかった。
↓「小菓子とショコラ・アランデュカス」
チョコも
シャネルボタンざんす。
こんなにいただいちゃっていいの・・・と思いながらも完食。
初めて味わうモナコのお料理は魚が主だったこともあり、地中海とか青い空を連想せずにはいられなかった。オススメのワインも、始めはイタリアの白で合わせ、最後は軽めの赤ワインで・・・ここのソムリエさんも感じがよい。
普段のベージュ東京は、和の意識が組み込まれている。食材や食器などにちょっと意識して織り込まれた演出があるのだが、今回の<ルイ・キャーンズ>は現地そのままの正統料理らしく大らかさや温かみ、食材も見慣れないものばかり、食器もいつもとは違う、目も舌も楽しかった。
帰りのお土産の品々。と言ってもちゃっかりモナコのPRでしたが。行きたくなる、けど遠いなぁ〜。
外は相変わらずの冷たい雨だった。10階の窓、目の前の先には東京タワーが見える。これが半分まで見えたかと思うと、全体が霞んでしまったりのあいにくの雨、、、そのお陰で目の前にエッフェル塔が見えていたわ、と思う私でした。