<< December 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< こちらもM、Museum付きカフェ | main | 大人のカフェタイム >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
燃え尽きた魂
「アダン」監督・五十嵐匠、主演・榎本孝明。
奄美群島日本復帰50周年記念映画、第18回東京国際映画祭“日本映画・ある視点部門”出品。

孤高の画家「田中一村」の生涯を描いた作品。画家の「魂」や「執念」に惹きつけられた。そしてそれを取り巻く奄美大島の自然が素晴らしい。魂を奮い立たせたのはこの自然の力でもあった? (メディアボックス試写室にて)
 

その前にちょい自慢したいことがあります・・・
●映画関係の仕事に携わるKさんから、行けないからと案内状の葉書をいただきました。これは「マスコミ試写会」、うふふな気分です。

入り口で葉書は通常没収されるのですが、五十嵐監督の直筆サインのすごい葉書なんですもの。返していただきたいとお願いしました。(だから手元に、うふふ)

●監督の作品「HAZAN」、陶芸家板谷波山を描いた作品ですが、これも興味深い作品です。これを観た後、やはりKさんのつながりで五十嵐監督にお会いできるチャンスがありました。
その時、図々しくも握手をしていただき・・・しばらく手を洗うの、どうしようかと思っていました。これも うふふなご報告。


ですから、とても楽しみに「アダン」に出掛けたのです。



「HAZAN」でも好演していたのは榎本孝明、彼が田中一村を演じる。
日本の画壇から離れてひたすら突き進む一村が50歳で選んだのが奄美大島、映画は生誕の栃木と奄美大島を舞台に繰り広げられる。
彼は69歳で亡くなるまで極貧の生活と闘いながら、奄美の動植物を描き続けた。





奄美大島の自然がいい。
タイトルになっているアダン(パイナップルのような)も、ソテツも、水の流れも・・・
それに、映画の中でひと際印象に残るのは鳥の鳴き声、アカショービンという鳥だ。それが映画の中では要だったと思う。
アカショービンの鳴き声と不思議な少女「アダン」が明るい光りとして映画に織り込まれ流れる・・・
少女は幻のような、実在するのか、彼が追い求めた美の象徴のような。

榎本孝明の一村もいい。
みずから絵を描く彼だけあって、映画の中でどんどん迫力を増していく。
貧窮のなかで、また年を重ねて老いていく一村。しかし、なぜか目の光りだけはどんどん鋭くなっていくの。
そんな凄みが、手と目に光っていた。
 
映像も迫力あり。
きちんと丁寧に作られた作品だと思う。実在の人物のどこに視点を当てるかでかなり違った人物像ができあがると思うけど、(偉そうに言えませんが)五十嵐監督からはいつも真正面から挑み、描こうする姿勢を感じます。
一村の絵に賭けた真摯な姿勢や魂は、監督の映画に向かう真摯な姿勢と重なってもくるのです。

うまくまとめられません、語りつくせないし・・・
5月中旬東京都写真美術館ホールでロードショーされます!



| 陶芸外の美術展、個展・映画・音楽 | 16:32 | comments(4) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 16:32 | - | - |
コメント
陶芸家板谷波山と画家田中一村が五十嵐監督にかかるとどんな風に仕上げられるのか興味津々です。
不思議と二人とも共通項的な部分がありますね。巨匠が五十嵐監督の感性にも強く訴えかけたのでしょう。どこまでえぐるか。
是非、見たいです。
昨年、実際のアダンの実を見てきましたが一村の絵と同じでした。彼(一村)は写真を資料にしていましたが単にアウトラインの正確さを求めたのではなくリアリズムを徹底的に追求した姿勢はダヴィンチに匹敵します。
| ミカエル・ホタルッチ | 2006/04/12 7:06 PM |
五十嵐監督が一村を撮る気になったのは、榎本孝明の願いだったとどこかで読みました。
HAZANを撮り終えた後、次に演じたいのは一村だと監督に告げたそうです。
もちろん、監督を揺り動かす強い魅力が一村にあったからこぎつけたことですけどね。
波山より、壮絶なものを感じました。孤独感っていうのか、守る家族もなかったところなど。

撮影の裏話とか上映に至るまで・・・この辺は是非Kさんからお聞きしたいですね。

アダン、本物を見たことがありません。
食べられるのですか?パイナップルみたいだけど。。。(と食い気)
| naoko/ミカエル・ホタルッチさんへ | 2006/04/12 11:30 PM |
アダンは、戦後の食糧難の時期には少し食べられたという話です。
中の繊維質の部分だけを取り出して、茹でて晒してあくを抜いて…
で、「不味い!」というのが食べた人の話です。
終戦記念日や復帰記念日(12月25日)あたりには「戦中・戦後の生活を知ろう」というイベントで
当時の代用食を食べる催しがありますが、アダンはほとんど登場しません。
不味すぎるんでしょうかね。
映画のタイトルとしては、短くてインパクトがあって、いいと思います。
「リュウキュウアカショウビン」や「オーストンオオアカゲラ」じゃ、ちょっと長すぎますもんね。
| 南方単車亭の主 | 2006/04/19 1:16 AM |
そーなんですか、アダンって不味いのですか。
パイナップルを想像していましたけど・・・
繊維質、お腹にはよさそうですね。

このタイトルは登場する少女の名前でもあったのですが・・・
確かにインパクトあって素敵な題名だと思います。


| 南方単車亭の主さんへ | 2006/04/19 9:28 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://naonao55.jugem.cc/trackback/692
トラックバック
映画「アダン」新着情報 他
4月10日(現地時間9日)アメリカ、シラキュースで行われた2006年シラキュース国際映画祭で映画『アダン』が審査員特別賞を受賞したそうです。 《男優部門》、《音楽部門》でノミネートされていた『アダン』は、残念ながらこれらの賞には該当しなかった模様ですが、審査
| 南方単車亭日乗 | 2006/04/18 2:08 PM |